※注意 このページはライ×ヒルについての感想を書き殴ったページです。小説を読んでどんな感想を抱いても個人の自由だということで、ご容赦下さいませ。銀英伝自体のストーリーの面白い部分はなるべく伏せてはいますが、完全ネタバレですのでご注意下さい。
※ このカップリングは嫌いだという方も多数おられることでしょう。そういう方は自ら毒を飲むような行為はご遠慮下さい。

1月姉との再会
 戴冠式にも出席せず、文字通りキルヒの死以来顔も会わせようとしなかった姉が、結婚式には出席してくれることに。もう会っても大丈夫だと判断したのでしょう。
 この時の二人の会話は描かれていませんが・・・・・まあ大体「幸せにね」とか「ヒルダさんを大切にね」って感じでしょうか。そして、ラインハルト、最高最大の天然発言。「予と結婚したらあなたはもうフロイラインではなくなるのだから、これからはヒルダと呼ぶことにする。」 これを言われて笑いもせず、冷静に、アンネローゼ様に言われたのね・・・・とお見通しなフロイライン。ここまでは余裕でしたが、「だからあなたもラインハルトと呼んで欲しい」と言われて「はい、陛下」と応える辺り、フロイラインの限界(笑) 「ラインハルト」「はい・・・・ラインハルト・・・さま」 ・・・・・ぎゃーっっっ、何をいちゃついてるんだ、あんたたちはっっっっっ(怒) もうダメ、もう嫌、二人して天然。ああもう、じれったいっっっ。

 結構私はハルがヒルダさんのことを「フロイライン」と呼ぶのは好きなんですよ。だって、他の臣下は名字呼び捨てなのに、ヒルダさんだけ「フロイライン」なんて、ちょっと特別っぽいじゃないですか。あれだけ、部下を特別扱いしないハルトくんなのに。ヒルダさんは最後は幕僚総監、大佐待遇くらいにまでなっていたはず。それを英語で言えば「ミス」と呼んでいるということですからねぇ。それに、「フロイライン」なんて、未婚女性に対する一般的な呼称なのに、カイザーが「フロイライン」と呼ぶと、それはただ一人のことを表す・・・・なんてね〜〜いいじゃな〜い〜(バカ)
2月新婚旅行

 さて、1月29日に結婚式は行われます。このシーンにはあまり萌えポイントはない・・・・。せいぜい誓いのキスはあったのだろうかとか、妄想する程度ですね。それに、わざわざ、この二人の関係が恋愛と呼べるかどうかは後世に渡って疑問が出されている、なんて描写しなくてもいいじゃないですか〜作者様〜(T・T) ラインハルト個人にとっても帝国にとっても必要な人だということは疑いない、と後でフォローしても、私の心は傷ついているのです・・・・。

 そして新婚旅行は渓谷の山荘に一週間。少なくとも釣りとかしたようです。想像しにくいなぁ、政務をしていないカイザーって・・・・。ここでラインハルトのヒルダさんへの言葉遣いが結婚後も崩れることなく、キルヒアイスとは差があるなどという・・・・またこれ・・・そんなことわざわざ言わなくったって・・・・(涙)という記述がまたあります。ううう。耐えるのよ。この疑問こそがライヒルの醍醐味。(M?) この時、アニメでは手を握っていたような気がしますが・・・・わざわざビデオを見返すのもアレなので(笑)

 ちなみに私の銀英ビデオはライヒル編集なので、あの膨大な本数のアニメが一本に軽く収まってます(笑) このシーンではそんなことより、二人の結婚指輪があまりに安っぽいことがショックでしたね。セル画の限界とはいえ、あれはひどい・・・・。まるでペラペラのブリキ製のような指輪でした。せめてプラチナが良かった・・・。

4月の新婚生活(?)

 さあさあさあ! このシーンはどこから話してよいのやら!言いたいことはてんこ盛り!

 4月になって事件発生。その事について、朝、寝室で話す二人。全くこの二人はムードも何もない、というのがこのシーンの趣旨でしょうが・・・・いやいやいやいや、もう、今までの二人を余すところ無く読みまくり、その小学生レベルの恋愛(?)に、じらされ続けてきた私にとって、この二人が・・・・ヒルダさんがベッドに起きあがり、ハルが腰を下ろしている・・・・つまり、ダブルベッドで寝てるってだけで、ものすごい衝撃的映像なのですよ!! これはねぇもう、どうなんですか、平気なんですか? 好きなんだか何なんだかも分からないような恋愛期間ゼロの二人ですよ、「これからは名前で呼び合おう」とか真面目に語ってるような二人がですよ、夜、一つのベッドで、眠れるんですか、平常心で?! しかも、ねぇ・・・日々親密になってゆくのならともかく、ヒルダさんは6月に出産予定ですからねぇ・・・・あまりその・・・・急激に親密になってはいないと思うのですよね・・・・

 まあ、次いきましょう。これ以上考えても、描写されていないものには太刀打ちできません。そして、ここは作戦会議室か?というような会話が続いた後、ハルの下手な縁起でもない冗談に対してヒルダが怒ったら、「あなたのむきになった顔はとても美しいな」! ・・・・・あのラインハルトが、女性の顔の美醜に対してコメントするとは・・・・・!!! こんな小さな事でも喜んでおきましょう(T・T)。あれだけヒルダさんの脳味噌だけ絶賛してきたラインハルトが、少しでもヒルダさんをきれいだと思ってくれているのなら、嬉しい事じゃありませんか。

 そして話の結果、出征することになったラインハルト。結論が出たので出仕しようと、部屋を出ますが、・・・・・皇妃の額に接吻して・・・・と書いてあります・・・・・。これは・・・・俗に言う、行ってきますのキス??! あれは夫からするものなのか? いや、そんなことより、普通に・・・キスしてるし、されてるんですけど・・・・。これは・・・・一体・・・。何なの? ねえ? 一体、どういうことなの? 書かれてない二人の生活で、一体何が起こっているんだーっっっっ。大体、このシーンでは、結婚しても二人の意識は相変わらず皇帝と補佐役のまま、という論旨で描写されているというのに、いきなりのキス!? いくらゲルマン民族だからって・・・・普通・・・・なの? それとも、それくらいはもう全然普通な関係ってこと? そう思って良いのですか、神様!!! 
 しかし、あの、子どもっぽく潔癖で固いラインハルトがそんな簡単に女性にキスするのでしょうか? 結婚したら全然平気OKって、そんな簡単に割り切れるものなの? これは少なくともキスしたいと・・・少しくらいは思ってくれてるということですよね? それなら本当に嬉しいけど・・・・これも夫としての義務とか思ってないでしょうね! あの人ならありそうで怖い・・・・・(笑)

 この先の二人の運命を考えると、この辺で両思いのキスくらい、好きなだけしていて欲しいなぁと切に思うのですが・・・・。
 この時ラインハルト25才、ヒルダさん24才、新婚二ヶ月ってところですね。

5月アレク誕生

 前のシーンでかなりの量書きましたが、ええ・・・だって事実上、二人のラブラブポイントはもう店じまいなのでした(号泣) これから先は、「彼女の上司」と書かれていた所が「彼女の夫」と書かれるようになったとか、出征中のハルが、行うべき仕事を思い浮かべている中に、皇妃と姉に手紙を書くこと、という一文が入っていることといった、非常にささやかな事に歓びを見いだすしかないのです・・・・。いいんだ・・・・どんな手紙を書いたのか、想像するのもまた楽しいものですよ(T・T) 無事出産したヒルダさんに、ねぎらいの言葉くらい、かけたんだろうか・・・・。きっとまた、不器用な事を言って、カイザーリンに微笑まれているに違いない・・・。

 さて、5月14日プリンツ・アレク誕生ですね。確かハルの誕生日が3月14日、キルヒが1月14日。・・・なぜ14日に合わせているのか・・・・作者の意図があるのか偶然なのか?
 没の紙くずを積み上げながら、子供の名前を考えるハルがプリティーと言えばプリティー。

 この比類無き両親を持ち、産まれた瞬間から至高の冠を抱く運命にあるこの子が、どんな子に育つのか・・・興味深いですね。誰と結婚するのかなぁ、とか。気が早い?(笑) ハルがアレクにキルヒの名を与えた理由として、謝罪ではなく感謝の意だと書かれていることは、とても嬉しいことです。

6月皇帝不予

 6月1日。不治の病だと判明。・・・・・カイザーリン(皇妃)の事に関しては全く触れられず。まあ、そういう小説だからね・・・・。そして色々重要な事が起こって終わって、6月20日、ようやくハルの帰るという台詞が。「予を待っていてくれる人たちがいるから」 ああ、やっとヒルダさんの話がでました・・・・(泣) 病気が判明してから20日。この間、どのように余命のことを報告したのか、話をしたのか、してないのか、もう、何にも!描かれないんですよっ。そりゃ、小説的には必要ないのは分かってますけど! もう本当に・・・・(泣)

 そして、ヒルダさんのことを「彼女は予より遙かに識見に富む」と他人に紹介&自慢しています。これがカイザーにとっての、最大ののろけだと書かれています。ううううう。それ自体は嬉しいけれども〜〜。

7月伝説の終わり

 7月18日、帰還。四月に入って出征してますから、三ヶ月ぶりの帰宅になりますね。新婚五ヶ月くらい? 結局一緒に元気に暮らしたのは二ヶ月くらいになりますね・・・・・。

 そして運命の7月26日。ラインハルトは、一歳にも満たない身で第2代皇帝になってしまう自分の息子に、「帝国なんて強い者が統治すれば良いが、この子には対等な友人を残しておいてやりたい」と友人という存在を贈ります。彼の人生観が現れた行動ですね・・・・。

 そして、ヒルダには「あなたなら自分より賢明に宇宙を統治してゆけるだろう。アレクに力がなければ王朝なんて存続させる必要はない。あなたの思うとおりにすれば、それ以上望むことはない」と、帝国を託すことになります。この辺りがね・・・・ヒルダと最後の会話のシーンだっていうのに、この期に及んで話題は政治かよ!と思わないでもないですが・・・・、まあ、主だった臣下が軒並み揃った状態で、ヒルダさんの立場を明言する意味があったのかな・・・・、きっとプライベートな話は、その前に二人きりでしてたのよ・・・・・一週間くらいは日にちがあったから・・・・と考えるしかないです。
 ハルはキルヒを失った経験があるし、ヒルダさんはお母さんを亡くしているし、お互いに残された人間がどれだけ辛いか知っている二人なのだから、きっとそれなりの会話はあったのでしょうが・・・・・100%推測にしか過ぎません。

 勿論、ラインハルトの人生は宇宙を手に入れることが全てであり、その成果を全てヒルダに託すということはそりゃすごいことなのですが・・・・。私は普通の女なので、宇宙を統べる帝国の摂政皇太后に、望んでもいないのになってしまうヒルダさんに、(たとえその力量があるにしたって)、もうちょっとねぇ、分かりやすい甘い言葉を言って欲しかったのですよ! 「あなたの好きにしてくれればいい」この言葉に、一点の曇りもない全幅の「信頼」を感じるだけで、満足しなければならないのね・・・・・(涙)。

 そして、ラインハルト最期の言葉・・・・・。もう〜〜ここの記述が本当に作者がいじわる〜〜っ。ただ単に「〜とヒルダに言った」で終わっていいじゃない! どうしてその後に「あるいは誰かと間違えたのかも知れない」と付け加えるかな〜〜。誰かって誰よっ。キルヒ?姉?
 またそれで最期の言葉が思わせぶりなのよね〜 「宇宙を手に入れたら、みんなで・・・・・」 はぁ・・・皆でどうしたかったんだろう?
 キルヒを死なせるまでは、ラインハルトは宇宙を手に入れたら、したいことがあったんだと思う。その後の希望があった。でも、キルヒを死なせて、姉も悲しませて、宇宙を手に入れても、その先に何もなくなってしまった・・・・。キルヒとの約束だったから、そして戦っている時にだけ生命が高揚したから戦って、でもその戦いすら勝ち続けると敵がいなくなってしまった。だからハルの烈気が行き場を無くして自分を壊したかのように、原因不明の病でただ体力が衰弱して死んでしまった。ねぇ、そこにヒルダさんは少しも関われなかったの・・・?。それとも、最期の最期で、たとえうわ言ででも、宇宙を手に入れた後に暖かい希望を見ることができたのは、ヒルダさんの力(プラス姉が側にいたから)だったと解釈したらダメですか、カイザー・・・・・・。願わくば、どうか「みんなで・・・・」のみんなの中に、ヒルダさんが入っていることを望みます・・・・・。

 ハルが息を引き取り、皇妃ははじめて涙を流したと書かれています。皇帝の病が発覚してから、ヒルダさんの内面の描写はありません。描写するまでもないということなのでしょう。

私見

 こうして順番に挙げてみると、本当に味も素っ気もないカップルというか・・・・・いや、銀英自体が恋愛話はあっさりしているのですが・・・・・。
 まだライ×ヒルは過程がはっきりしている方だと思います。ヤンの方なんて、あんた、いつからっ?!好きだったの?!・・・・・という感じですから。
 まるで歴史の年表を与えられて、そこから自分で想像するしかないのです。

 私の文章だけ読んでしまった方がいたら・・・・なんだかものすごくラインハルトがバカで子供っぽくて不器用なダメ男に思われてしまうのではないかと・・・・ちょっと反省しているのですが・・・。仕方ないですね、私も彼の皇帝としての強い部分より、私人としての優しい不器用な部分が好きなので・・・・・。どうしても、そちらについて沢山言葉を費やしてしまいます。
 奴は公人としてはすごい人なのですよ。多少好戦的な部分はありますが、常勝の天才とよばれ、覇気に満ちて見た目も完璧、私欲もなく少年の頃胸に抱いた理想そのままの清廉潔白な政策、一瞬で的確に的の弱点を突き、戦況を一転させる場面なんて惚れ惚れします。・・・・・なんというか、目的のために一筋に走ってきた人なので、得意なこととそれ以外のギャップが激しいのですね。

 ライ×ヒルに人気がないのは、ひとえに彼に人気がないことに起因していると思いますね(笑) 無理もないです。彼は見た目や業績は華々しいですが、性格は一本気で、単純。悪く言えば深みがない(笑) そりゃ同盟の面子の方が精神的余裕があって大人だし・・・・ロイの方が屈折した過去を持って色気(?)があるし、清廉潔白で言えば、キルヒの方が純愛で悲劇的、というように、魅力的な男性キャラが目白押し。挙げ句に、その人気キャラがどれだけハルのために死んだか・・・・。
 それでも、私はラインハルトが好きなんですね〜。私がライ×ヒルが好きなのは、私がヒルダさんという存在を求めていたからでしょう。ラインハルトという存在に属する光と影、その影の方に染まりきった心を、少しでも誰かに暖めてあげて欲しかったのです。キルヒ亡き後、ライが一巻につき一度くらいは見せる個人的な笑顔(皇帝として兵士達に向ける笑顔ではないもの)、それがどれほど貴重なものに思えたか・・・・・。幸せになって欲しかったのですが・・・。

妄想スタート
 本編中ではあまりハメを外して妄想できないので、「もしも・・・・だったら」というシチュエーションで考えるしかないのですが・・・、もしも、ラインハルトが暗殺されそうになった、あの夏の事件がなかったら、もうこの場合はあの二人、臣下と主君のままだったに2000点。
 その状態でハルが亡くなったら、・・・・どうしたのかなぁ? まあ・・・・ミッちゃんが無理矢理上に立たされるしかないかなぁ。これまた数奇な運命。本人は辞退するでしょうから、アレクがいて、本当に良かったねーと言わざるを得ませんね。(裏を返せば、それだけのための二人の結婚だったともいえます・・・・私も自虐的な・・・(笑)
 アレクが産まれていなくても、多分あの二人は結婚して、ヒルダさんが跡を継いだと思いますが・・・・、それでは2代目を選ぶのが大変ですものねぇ。アレクがいて良かったね。あ・・・・でも・・・・アレクを少なくともあの時に授かっていなければ、普通の新婚さん生活を送ったんでしょうねぇ? 大丈夫か?色々な意味で(笑) でもそうですよ。何もあの晩に授からなくても、普通に結婚してからハネムーンベビーくらいにしてくれたら良かったのに。
  いや・・・かなり最近まで純真な(笑)私は、ヒルダさんは妊娠中なんだからあの二人は結婚したって・・・・一緒に住んでるだけだと思っていたんですけど、聞けば、不可能でもないらしいですね(笑) でも、ねぇ、そこまでするラインハルトじゃないと思うのです。(第一、流石に想像したって全然楽しくない)
妄想・新婚生活

 あの二人で、唯一想像して楽しい期間はたった二ヶ月の新婚生活だけ。
 今まで一日中一緒にいた二人でも、やっぱり一緒に住むとなると激しい環境の変化だと思うんですよ。しかも、恋愛期間0ですよ?! 「好きなのかも・・・・」と淡く思ってる状態くらいで、いきなり結婚(@_@) ドキドキするでしょう、いくらあの二人でも! 少なくともヒルダさんはする筈。ハルの何気ない言動でドキドキしていた位ですからね。今まで普通に隣に座っていたのに、それさえも意識し始めちゃったりして(妄想発射スイッチオン!) 楽しいわ〜、夫婦のくせに少女マンガ恋愛(笑)。
 なんかぎこちなくなって、政務の話に逃げたりして、ラインハルトはヒルダさんは懐妊中だからという、手を出さない言い訳の大義名分があることに安心したりして。
 そして、行ってきますのちゅーをしているくらいなんだから、お休みなさいのちゅーくらいしてるでしょう! しているはずだ! そしてそれでいっぱいいっぱいの筈だ!(決定) そんな時、あの夜のこととか思い出したりしないんでしょうかねぇ(笑)
 ああ、この帝国の政治運営に関してなら有能極まりない二人が、慣れないことにオロオロしている図がたまらない・・・たまらないが・・・・時間がないんだよっっっっ、今の内にもっといちゃいちゃしてくれよ〜〜(T・T) まあこの、未完成なところがライ×ヒルの一番の私が萌えるところなのですが・・・。

 変な遠慮さえなければ、ラインハルトはかなりベタベタに好きな人には甘い人だから・・・・。キルヒに対しては、髪を引っ張っていじったり、(成年男子が男にすることじゃないよ・・・・) 「お前は優しいな。でもお前は俺と姉上にだけ優しければいいんだ」「お前の髪の色は綺麗だ」とか、平気で言いますからね・・・。(独占欲が強いらしい) 貴族のパーティに出席させられた時も豪勢な食事を見て、外で待っているキルヒを思って、「持って帰ってやりたいな」とか言ってますからね。(貧乏性の魂百まで)
 銀英の一巻で読むのを躊躇っている方がいたら、外伝1,3巻から読んで下さい。ベタ甘なライvキルが花盛りですから。 ラインハルトの愛情表現の直球ぶりが言葉も行動も凄いです。ちょっぴりワガママ言って、キルヒに甘えたり。このハルの性格を応用して、無自覚にベタ甘なラインハルトと、それに戸惑うヒルダってのが、ライ×ヒルの同人での定番パターンです。

10巻以降の妄想
 ヒルダVSイゼルローン(同盟側)。ユリアン達(同盟側)ってそもそも、ヒルダさんのことについて、どの程度の知識があるのでしょうか? カイザーの結婚についての発言が書かれていないので、よく分からないのですよね。ただ、部下の一人だったという位なのか、その能力と功績まで伝わっているのか、まさか国務尚書の娘なんてことないでしょうねぇ?! ただ、ラインハルトの過去の略歴もあまり知らなかったようだし、元帥の顔の映像でさえ見ていないようだし、あまり帝国の軍事以外の情報は知らないのかな〜という推測に基づいて!(妄想開始)
 ラインハルトの葬儀も終わり落ち着いた頃、これからの関係について話し合いをしようと皇妃に招かれたイゼルローン。周りの人たちが、「話の分かる人間だといいけど」とか「なんとか言いくるめてしまえよ」とか言いつつ、扉を開けて入ると、そこには今や全宇宙を手中に治めることになったカイザーリン・ヒルデガルドが立っていた・・・・なんてね。アレクも連れてきて、お披露目したりなんかして。それで、ヒルダさんの美貌につられて、ちょっと侮ったイゼルローン。話し合いが進む内に、「なんだよ、こりゃ、カイザー・ラインハルトより手強いじゃないか」な〜んて思ったりしたら、ヒルダさん好きの私としてはもうお腹いっぱい状態。(すみません、同盟ファンの方には異論があるでしょう・・・・)
 そして、ヒルダ・フレデリカご対面&大暴露大会なんかも楽しいですね〜。(おのろけ合戦になって、外野は聞いちゃいられなくなること必至でしょうが)
アレクとフェリックス
 あとはまあ・・・アレクが大きくなって、自分の定められた人生に疑問を持った時、色んな人に自分の父親のことを聞きに行くってシチュエーションもいいですね。(あ。これはフェリックスも。彼の方が父親のことは掴みにくいことでしょう。) そして最後に、エミール(ハルの従卒)が古いビデオレターを取り出した・・・・とかさ・・・。だって、アレクは父親の皇帝である姿は沢山記録が残っていて見られるでしょうけど、自分の父親としての姿って見られないだろうから・・・・可哀想じゃない・・・・。それで、ドキドキして見てみたら、何のことはない、「お前の好きにしなさい」で終わったりして。多分間違いなくそうだ(笑) そして後は「友達を大切にしなさい」と「皇妃を頼む」の一点張りだったら萌える(笑)
 先帝によって友人となるよう定められたアレクとフェリックス。父親の記憶のないアレクと愛情たっぷりの義父と同じく記憶にない実の父親のいるフェル。皇帝の息子と功労者と反逆者の息子。この二人が、改めて自分たちの意志で友情を確かめ、自分たちの人生を選ぶエピソードは、私だけではなく色んな人の興味をそそるようで、結構色々同人でも読むことができたものです。
夢見る乙女(笑)の主張

 ヒルダさんはやっぱり再婚しないんでしょうね・・・・。
 とりあえず、アレクに実権を返す20年間近くは権力が強大すぎて絶対無理ですけど、その後でもヒルダさんは45才くらいですからね、年齢だけならできなくはないですけど・・・幸せになれるならしてもいいと思いますけど、まあ立場上無理かな・・・。
 昔は、ハルを思い続けて帝国を守り続けて生きる・・・ということにロマンを感じていましたが、今となっては、それもちょっと淋しいかな・・・とか・・・。だって、それこそ、ハルと熱烈な恋愛をして燃え尽きたと言うならともかく、花で言えばつぼみが付いた状態で折られたようなものですからね。それを支えに大変な激務をこなして、一生生きていくのかと思うと、そりゃないよって感じです。結婚という形じゃなくても、恋愛感情じゃなくても、何かしらヒルダさんを側で支える人がいたっていいんじゃない、とか思います。私も年を取ったのでしょうか(笑)

 でも、ラインハルトはダメ!(笑) たとえ天国で生きていても、ヒルダさん以外の女性に指一本触れてない今の状態でいて! 愛情が曖昧な感じで終わってるんだから、抱きしめる腕とか、おそらくいや絶対に下手なちゅーとか、ぎこちない笑顔とか、憔悴した顔をみせてしまったとか、そういうのは全部ヒルダさんだけのものであって欲しいのよ!!(ごめん、キルヒにも嫌なのっ。(いや普通は・・・そんな心配はない(笑)) ラインハルトの心の殆どはキルヒアイスのものだったんだから、そのくらいフロイラインだけのものでもいいじゃないっ。(すみません、私はライvキルはプラトニック派です。その方がキルヒの思い出がより神聖で綺麗な他とは代え難く、後悔も深まるように感じるからです。ごめんね、キルヒ。キルヒには姉をつけているので許してね。)

ここまでくるとオリジナル

 ヴァルハラ(天国)編とでも名付けましょうか。これだけ死者が多いと、ヴァルハラに救いを求めてしまいます。

 間違いなくハルはキルヒのところに突っ走っていって土下座する勢いだと思いますね。多分あっさりキルヒは許すと思うのですが・・・・その後、「アンネローゼ様はお元気ですか?」と絶対聞くね彼は・・・・・あの男もハルと姉のことしか考えてないもん。「ああ、お元気でおられる。それに側に・・・・・」 フロイラインがついているから大丈夫と言いそうになって、キルヒはヒルダさんのことを知らないと気づくハル。何と言ってヒルダさんを紹介するんでしょうね〜。楽しいな〜。(う〜ん、今気が付きましたが、ハルは姉までヒルダさんに託している訳だ。帝国を託すことよりも、こちらの方が直接的に信頼を感じられる事例だなぁ・・・・・)

 そしてその内、姉もやってきて、キルヒと姉、両方を取り戻したラインハルト。もう何もいらないくらい幸せのラインハルトの筈だったが・・・・・、まだ一つ足りない人が心の中に生まれたことを自覚するラインハルト・・・・・・が私の夢。あんな崖っぷちの精神状態じゃなくても、ヒルダさんに側にいて欲しいと思って欲しいのです・・・・。

 後は、ヒルダさんが来るのをひたすら待つラインハルト。モテモテの中、凄まじい身持ちの堅さで待ったため、周りではキルヒとホモ疑惑とか流れるくらい。(疑惑よ、疑惑)。元々女性に興味のない男ですが、ヒルダさんと同じ髪の色や瞳の色の女性に、ちょっとグラグラきて頂きたい。
 そして再会編・・・・。ヒルダさんの性格からいって、絶対にすぐには行かないはず。ラインハルトの身辺を確かめて、自分が行っても迷惑にならないか確認してからとか・・・・・。少女マンガ的には、この辺りで誤解の行き違いを作ったりして(笑)(←ドリーマー) なんといっても、この二人、信頼関係だけは強固ですが、愛情の絆に関しては自信0でしょうから。
 なんにしても、まるで出会い頭の事故の「責任と義務」から端を発した二人の結婚、ヴァルハラでは普通に結婚して頂きたいと願うのでした。
 本編では、身辺にヒルダさん以外の女性の存在がゼロで、「選ばれた」という感じが薄いので、なんとか、山と積まれた縁談を蹴ってヒルダさんを選んだとか、他の宮廷の女性達が悔しがったとか、そーゆーイベントを盛り込みたいものです。
 我ながら思いっきりクサイ少女趣味な妄想だとは思いますが、できれば、ハルはキルヒの死後ずっと形見を身につけていたので、今度はヒルダさんに関係するモノを身につけていて、それでヒルダさんが感激するってのも考えたりして・・・・(もうとにかく、ヒルダさんが喜ぶシチュエーションなら私は死ぬほどの数考えているのですよ!!) 

 あ・・・・・形見のペンダントで思い出しましたが・・・・・あれ、風呂とか寝る時とかどうしていたのかなぁ。いつもはどうでもいいけれど・・・・、あの夜もハルは身につけていた訳で・・・・・・その・・・どうしたのかなぁ?(笑) ああいう時って、普通外すの? そのままなの? いつ外すの? いやでも、あれは普通のアクセサリーではなくて、まさにキルヒな訳だし・・・・。いや、本当はどっちだっていいんです。どっちのパターンも両方萌えられるから・・・・(笑)

銀英その他のカップリング

 銀英にはライ×ヒルだけじゃなくて、ヤンやユリアンにも恋愛話はありますし、私の2番目のお気に入りは破滅に突き進む屈折した愛のロイ×エルです。
 私のエルフリーデの未来予想は、どこかの大富豪の愛人か何かになって、何不自由ない豪華な生活を送りながら、心の奥では憎いただ一人の人を忘れられない・・・・みたいな。あんな激しい体験したら、もう忘れられないでしょう。(密かにフェルの報道記事をスクラップしていたら笑える)

 キル×アンネもは泥沼なら萌える(鬼) 無理矢理15で愛人にされて、もう何もかも諦めきっていたところに、真っ直ぐな深い、でも抑えた愛情を伝えてくる、ピカピカの(笑)弟の親友。キルヒの女性(姉)に対する愛情は、純粋で高潔な為に、かえって姉を怖じけさせるのではないでしょうか? まるで聖母かのように思ってますからね、彼は。もし、作者が後悔したように、キルヒが5巻まで生きていたら、かなり姉と長い間近くにいられることになったでしょうから、この二人も、少しは進展があったのでしょうか・・・。すこし汚れたキルヒも見てみたかったです。彼はあまりに高潔な人でしたので。
 キルヒの最後の言葉を、姉は聞いたのでしょうか。少なくとも、ハルとの最後の会話では、伝えられていません。それから、姉弟が再会したのは何年も経った後の筈ですが、姉はその間知っているかのような言動をしています。まさか・・・・オーベルシュタイン?! いや・・・意外にあの人、ヴェスターラントの事件のことを、ちゃんと姉に説明したような気が私はします。そういう所は公平な人だから・・・・。でも最後の言葉までねぇ・・・・いや・・・意外にサービスいいかもね(笑) 何にしても、あんなこと言われて死なれては、キルヒに悪気が無くても、一生逃れられませんね。

 あ・・・・もしかして・・・・ノーマルカップルじゃない方をお勧めした方がいいのかな・・・・(苦笑)

銀英禁断のカップリング

 銀英は、作者がはっきり嫌がっておられるので、あまり他ジャンルほど当時からすごくはないですね・・・・。甘々ハッピーラブラブが好きなら金(ライ)×赤(キルヒ)、下克上の緊張感があるのが良ければ黒(ロイ)×金。友情なら黒×蜜(ミッちゃん)が主流? ・・・・同盟の方はどうしたと叱られそうですが・・・・・、すみません、私は同盟も嫌いじゃありませんが、カジュアルな彼らに、そういう意味では萌えられません〜〜。だってヤンなんて、ノーマルでさえ想像できないのに〜。

 なんだか、見たところハルは名前が後ろにくることが多いみたいですね・・・・。でも結局・・・・誰との組み合わせでも、キルヒがいない喪失は底なし沼。誰にも埋められず、ハルには喪失感、相手には焦燥。かなり私見ですけど、ハルはやはり精神的には名前が先に来る方なのではないでしょうか。つまり、愛されることでは幸せになれない、彼はまず、自分が愛さないとダメなんですよ。その上で、応えてくれれば尚嬉しいだけで。あくまで能動的。・・・・私の中の黒×金に明るい未来はない・・・。お互いに最早柔らかな日常に満足して生きられる人間ではなく、惹かれ合って与え合っても、心が暖まる訳ではない、それはお互いに別の人。そんな感じです。

  さて、えらい話題で終わることになってしまいましたが・・・・・。この辺で終わります。読み返すとラインハルトの一部だけの話なので・・・・なんだか、ラインハルトのかっこいい名場面なんかを組み入れたくなってしまうのですが、山ほどあって書ききれないし、それに「ぎゃーっっっ、好きだラインハルト〜」とか「ばかー、でも好きだー」という言葉ばっかり書くだけだと思うので、止めておきます(笑)。(それにしても、私はどうして素直に男の人を「かっこいい〜」というだけで好きにならないのか・・・・・) 私はもうここまできたら、多分ずっとこの人が好きでしょう。

 最後に。銀英を読まずにこのページだけ読んでしまった方、銀英の主流のストーリーはこれとは全然違いますので、誤解しないで下さいね〜。
 銀英は、作者の数少ない完結している小説(嫌味)ですので、暇があったら読んでみて下さい。色々つっこむところは多いですが、面白い娯楽小説ですので。一巻の序章のつまらなさにくじける方は、18ページのラインハルトとヤンの名前が出てきてから読むと良いでしょう。アニメを借りて見てもいいですが・・・・でもねぇ・・・・あの絵ですからね・・・・。ファンサイト巡りをして、格好いい顔を当てはめて想像できるようにしてから、見た方が良いと思います・・・・(特にキルヒ)。

 それでは長らくお付き合い頂きまして、ありがとうございました。以上でライ×ヒルファンのものすごい私見を終わらさせていただきます。本人は今まで誰とも話せなかった事を言葉に表せて、非常に満足しておりますが、それだけに非常に自己満足なページになってしまったという引け目もございます。できれば非難の声があがらないことを祈りつつ・・・・