031013

魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉  ぎゃーっっっっっ、激ラーブーvvvvv 久々にきたわーっっっ。L・O・V・E、ハウル〜(笑) 
 ハァハァ。落ち着けよ、私。アハハン〜♪(壊)
 いや〜ハウルの動く城なんですけどね、いやだもぅ〜。久しぶりに脳天ファイヤーだったわ・・・。え〜あらすじはです、主人公は18くらいの女の子、ソフィーです。3人姉妹の長女で、真面目で責任感がある子で、行動的で派手な妹たちに囲まれて、自分の人生は地味なものだろうと諦めてる子(自称)なんですが・・・・、いきなり魔女に呪いをかけられて、90歳の老婆にされて、開き直ったんでしょうなぁ(笑) かなり強気の面白い子に仕上がってます。で、破れかぶれのソフィーが迷い込んだのが、悪名高きハウルの住む動く城なんですね。
 このハウルが〜20代の金髪美男子らしいのですが、変人なんですね。しょっちゅう出かけていないんですが、それは街に女の子を口説きに行ってるんですよ、それも勝負服が銀と青のダイヤ柄(笑) この服、自分を好きにならせる魔法付きなんですよ、汚ねぇー反則!! お風呂上がりには良い香りを漂わせるお洒落さん(笑) 女の子が自分に振り向いたら、途端に興味が無くなって振る悪い男。勿論キザで嘘つき。女の子に夢中の間は周り全てに上の空で、自分の城にソフィーが住み着いてても無頓着。自分の散らかった部屋をソフィーに掃除されそうになって、やっと気が付いてケンカする始末。大魔法使いのはずなのに、使う魔法のセコいこと。怒ると緑のアメーバを大量発生させて家を埋めて、掃除好きのソフィーに嫌がらせ。(その程度でひるむソフィーではなかったですが) ちょっと厳しいことを言われると、これ見よがしに世界一悲しそうな顔をして同情を買うタチ悪さ。風邪を引いて寝込んだら、上の寝室からわざと大きな咳をしてアピールする辺り可愛い過ぎる〜〜。無視して放っておくソフィーも楽しいし。
 王様に、悪い魔女の住む荒野で行方不明になった王子を探してきて欲しい、と頼まれるとそんな危ない仕事嫌だと言い、自分で断るのが格好悪いもんだから、ソフィーを自分の母親ということにして、王様のところに行かせ、なんとか「ハウルは馬車を直したりする小さな仕事は得意だけれど、そういう危険な仕事には向かない」と評判を下げて、婉曲に断ってきてくれとソフィーに命令したり。あ゛あ゛あ゛あ゛、情けなくて勝手でひねくれてて、全部とろけるような笑顔でごまかすところが好きだーっっっ。
 はあ・・・・。これねぇ、ジブリの次回作だそうですが。どんな感じになるんでしょう。う〜ん、魔女宅も原作と雰囲気違いますしね、私はどちらも好きですが。魔女宅みたいに、主人公の年齢を下げられると、なぁ・・・・。原作の魔女宅は、映画より更にラブラブなんですよ。映画で消化不良の方、おススメです。
 特にハウルは少なくとも25才くらいはないと。いい大人が変人だから面白いんだと思うんですよ、この話は。なぜか私のハウルの外見イメージは高永夏。なにはともあれ〜映画が公開されたら、いっぱいファンサイト増えるんだろうな〜楽しみ〜。


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アブダラと空飛ぶ絨毯―ハウルの動く城〈2〉  「ハウルと動く城2 アブダラと空飛ぶ絨毯」 一日で読みました。火の悪魔を読み終わるのに一ヶ月近くかかったくせに、この温度差って(笑) 面白かったですよ、アブダラ君の凄まじい美辞麗句。緊急時に呼びかけるだけで「そこの魅惑的なご婦人方!」ですからね。彼の修飾語がなければ、本の厚さ、2/3にはなるかも。
 ま〜、何をどう書いてもネタバレになりそうで辛いところですが、結局ハウルは仕方なくやってた、という結末のようですが・・・・嘘だ!絶対楽しんでやってたよ!!
 「ハウルさんはどんな方ですか?」と聞かれた時の、ソフィーの「ずる賢くて、臆病でわがままで、自惚れ屋で何一つはっきりと言わないわ」「どうしてそんなに欠点を自慢げに言うんですか?」「欠点? 私は彼の性格を説明しただけよ」この受け答え・・・・・・・ラブv。今回は、ソフィーも大変なことになってますが、・・・・・・肝っ玉座りすぎ・・・。うら若きご婦人なのに・・・・。もう少し慌てるとかないのか・・・・(汗)。


 040412

 ハウルの声優決定のニュースの衝撃はこっちのSMAPページ


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 すごいですね・・・・。うちのようなHPにまで、ハウルの検索で飛んできた方がいるようです。
 とりあえず、簡単な「魔法使いハウルと火の悪魔」のご紹介。まあ、映画は全然違う話になるでしょうけれども。児童書なので簡単に読めると思いきや、ダイアナウィンジョーンズの作品は、話の枝葉が込み入っているので、ファンタジーに慣れてない人は辛いかも。慣れたら面白いんですけどね〜。以下、完全ネタバレ。嫌な人は読まないこと!!
 簡単なあらすじ。ソフィーは帽子屋の3人姉妹の長女。妹のレティーは美人で、マーサは賢いく、2人には外で活躍するだろう、だから自分は地味に家業を継ごうと考えていた。帽子相手に独り言を話す位、一人黙々と帽子をつくる毎日。ある日、久しぶりに外出すると、街は魔法使いハウルの噂でもちきり。なんでも、動く城に住んで、若い娘の心臓を奪って集めているらしい。(因みに、動く城といっても、ラピュタみたいに上空にあるのではなくて、せいぜいアドバルーン程度である。)
 ビクビクして歩いていると、金髪の男前に声を掛けられる(=ナンパされる)。青と銀のダイヤ柄の派手な服、袖にはスパンコール!(笑) おまけにヒヤシンスの香りまで漂ってくる気取り屋さん。恥ずかしくって逃げ出すソフィー。
 さて、ソフィーの帽子屋に何故かいきなり悪名高い荒れ地の魔女(原作では美女)がやってきて、「うちのシマを荒らすんじゃないよ」とばかりに、いきなり90歳のお婆ちゃんの姿にされてしまう。訳も分からず、とにかく家の人には見せられないと家を飛び出すソフィー。しかし、90歳の体ではすぐバテバテ。どこでもいいから休みたいと思った時、目の前にハウルの城がプカプカ流れていたのでした。
 若い娘じゃないから大丈夫だろう、と、城に入り込んだソフィーは、暖炉にいた火の悪魔カルシファーに会います。カルシファーはソフィーの呪いを見破り、自分をここに縛り付けているハウルとの契約をソフィーが解いてくれたら、呪いを解いてあげよう、と取引します。そうこうしている内に、ハウルがご帰宅。この間の若者じゃありませんか! あの時の娘だと知られたくないのが乙女心というもの。「私はあんたの掃除婦だよ」と押し込み強盗のごとく言い張り、城に居座ることに。ソフィーさん、自分では地味なタイプと思っているようですが、お婆ちゃんになってから、かなり開き直ってます。ハウルは、はっきりしたことを言って責任をとるのが嫌なので、追い出しはしないけどいてもいいとは言わないという、あやふやな共同生活が始まります。
 さて、ハウルとカルシファーとの契約とは何かを調べ始めるソフィーですが、さっぱり分かりません。人の城をあちこち勝手に掃除をするふりをして調べる「家政婦は見た」状態なので、ハウルにはうっとおしがられまくり。でも、ハウルは今、お目当ての女の子がいるので、基本的に上の空。風呂に2時間かけて入り、香水の良い香りをさせ、キレイな金髪も実は魔法で染めてて、そして弾けもしないギターを持って、いそいそと口説きに出かけて行くのでした。でもいつも、女の子が自分に振り向いたら、ハイ終わり。すっかり興味を無くしてしまうことの繰り返し。なんでも、荒れ地の魔女も元カノで、それでハウルも天ぷらにしてやると狙われているという・・・・・。これ・・・・児童書なんですけどねぇ(笑)
 ある日、ソフィーが掃除している時に、またまた好奇心に駆られてお風呂のハウルの魔法の粉をいじってしまうと、ハウルの頭が言われてみれば分かる程度少ーしだけピンクに染まってしまいます。そんな小さなことを怒ったハウルは緑色のネバネバを放出。ソフィーが折角掃除した家がネバネバ。セコイ仕返しです。そしてあげくにソフィー曰く、「ウナギのゼリー寄せ」みたいに引きこもり。20すぎた男のやることでしょうか。風呂にたたきこむと、えらい落ち込んでます。訳を聞くと、お目当ての女の子に他に好きな人ができたとのこと。「今までの女の子は僕が口説いたら皆、他の奴なんか振ってたのに」と、ソフィーのこめかみにが浮かんでいくことにも気づかず嘆き続けます。「僕は四六時中想っているのに。可愛いレティー」  
 まあ、導入はこんな感じです。この後は、本当にネタバレなので、隠します。
 次の日、年のせいで具合の悪い心臓をハウルが治してくれ、まぶしい笑顔を向けられると、なんとなく許してしまいそうになるソフィーですが、この笑顔こそがくせ者だ!と気を取り直し、レティーの様子をこっそり見に行くソフィー。しかし、そこにはレティーの側に片膝ついて恭しく手を取るハウルと、微笑むレティーの姿が! もう手遅れか!? 腹が立ったソフィーは嫌がらせに、ハウルの青と銀の服で自分のスカートを作ってやろうと服をバラしてしまいます。
 その頃別件で、ハウルは姉の家に出かけることになります。姉に「いい年してフラフラして、一体何のために大学まで出たのか!」とお小言を言われまくるハウル。のらりくらりした性格は、この姉によって培われたらしい。そして、黒髪のすごい美人教師に出会ってしまう。微笑むハウル。また恋に落ちたのか?!
 そんな頃、荒れ地で王子様が行方不明になり、王様にハウルに捜索して欲しいと依頼されます。そんな危ないことは断りたいが、自分ではよう言わないハウルは、ソフィーを自分の母親と偽って王様に会いに行かせ、今までのような小さな仕事はできますが、そんな危険な仕事はハウルにはできないと、上手〜く断ってきてくれ、とソフィーを行かせます。そのくせ、母親の面倒もみられないと思われたくないと、やたらと上等な服をソフィーに着せる辺りが見栄っ張り。途中寄り道して、ハウルの師匠(老婆)に会ったソフィーは、ハウルは元々善い素質を持っていること、でも、最近悪い兆候が見られると聞かされ、火の悪魔カルシファーと契約していることが、ハウルにもカルシファーにとっても良くないことだと気づきます。魔法で女の人を幻惑するなんて・・・と師匠は心配しています。ハウルの赤と灰色の服には女性を惑わす魔法がかかっていたのでした。服を着替えさせなきゃ!と思いましたが、着替えさせるにしても、青と銀の服は自分がバラバラにしてしまった!(笑) 慌てて元の服に縫い戻そうとするソフィーでした。
 ハウルのしょーもない思惑なんてすっかりお見通しの王様は、早々に正式に依頼してきました。魔女からは宣戦布告を受けたというのに、ハウルときたらまた良い匂いをさせて街へ出かけていきます。あの美人教師か?! 美人教師が魔法でたぶらかされてしまう前にと、せっせと縫い物にせいをだすソフィー。雨の中ずぶ濡れでハウルが帰ってきても、知らんぷり。風邪を引いたハウルは、大げさに二階の部屋から「頭が痛い〜死ぬ〜」としつこくうるさい。また緑のねばねばを出しそうだったので、渋々ソフィーが見に行くと、弱弱なハウルが。「レティーをどうするの。どうして恋を仕掛けては振るの」と聞くと、「取引をしたせいかな。今では誰も愛せない。でも僕は成功するまで何度でもやるんだ」 ハウルの涙に完全にほだされたソフィーですが、それが部屋にある都合の悪いものから注意を逸らそうというハウルの企みだと知ると、かわいさ余って憎さ百倍。またケンカして部屋を飛び出すのでした。
 魔女に居場所がバレて、ハウル達は引越をすることに。新しい家では何の商売をしたらいい?とソフィーに聞くハウル。・・・何でもない台詞ですが、ソフィーをすっかり家族の一員だと思ってる台詞じゃありませんか?(萌) 
 魔女への防御を固めている時、美人教師が訪ねてきた! さりげなくズカズカはいりこんでくる美人教師にソフィーが爆発!(まだ嫉妬だとは無自覚) すごい剣幕で追い出した。さすがにやりすぎたか、と落ち込むソフィー。その時、レティーからの助けが訪ねてきて、レティーの元に通い詰めていたハウルがレティーに「僕の知ってるソフィーと似てるね。僕の知ってるソフィーはお婆ちゃんだけど」と、ソフィーの事を聞いていたのだと知ります。(すごい年齢差なのに似てるって分かるのか、ハウル?!) ソフィーがお婆さんだと聞いたレティーは、ソフィーの身に起こったことを悟り、そしてなにより、ソフィーは自分がお婆さんだからハウルの毒牙にかからないと思い込んでいる、それこそが危ないと心配して、助けを遣わしたのでした。でも使者曰く、遅かったようですね、と。
 まあ、この後は、皆、呪いのことを知っていたのに知らない振りをされていたのと、人に図星を突かれていきなり恋心に気が付いたのとダブルのショックで、ソフィーの怒りが爆発して、最後に魔女との対決があって、
終わりです。のらりくらりしたハウルと、直情型のソフィーの掛け合いが楽しい物語です。まあ、ハウルも根は親切なのですが、表現方法が嫌味なので、ちっともソフィーに通じてません。案外働き者なのですが、こそこそやるのでちっともソフィーに通じてません。考えるところは考えているのに、普段がちゃらんぽらんなのでちっともソフィーに通じてません。声のこともあってか、すっかりハウルが主役かのような報道ですが、物語はソフィーから見た視点ですし、今までの宮崎アニメからいっても、ソフィーが活躍する話にはなるんじゃないかな、と思います。


 
040606

 下妻物語、見てきました。チケット売り場のお姉さんに、「今ならまだ予告中ですから、すぐにご覧頂けますよ」と言われても、「いや! 2時間後の次の回にします!」と言い切った私。今回は予告がメインなんだよ!!
 とはいえ、ハウルの予告篇。そんな・・・・そんな大層なもんでもなかったですが・・・・・(笑) ものすごさらっとしてました。もう本編を見る必要がない位ストーリーが分かるスパイダーマン2を見習えとは言いませんが、それにしたって、もう少し身を乗り出すようなシーンを入れなくていいのか!? どうみても冒頭の普通の映像・・・・・・出来てないんだね、後半はきっと・・・・(苦笑) ハウルさんはなかなか男前でした。しかし、そんなことよりも! ソフィーですよ! 可愛い!! お婆ちゃんなのにものすご可愛いvvvv 「恋人は魔法使い」って、いきなり公認ですか!! 今から萌え死にそうです! 
 ハウル目当てだったのですが、慎吾や吾郎ちゃんの予告も見られて、お買い得でした。しかし、予告に力を入れないのは、邦画全体の傾向なのか?? 誰も見ないぞ、あれでは!
 で、下妻物語がとっても面白かったです。是非、TVで放映された暁にはご覧下さい。BABYの服も見られたし、牛久大仏も見られたし、宮迫のダメ親父っぷりも良かったが、何より観客に「はまってる・・・・・」と溜息をつかせたのは、小池栄子のレディース姿だった。最高でした。


 040624

 ビデオデータという雑誌によると、ハウルの宣伝の基本方針というのが3つあって、話の内容は最小限にだとか、本格的な宣伝は一ヶ月前から、だそうな。そ、それは・・・・。うえーん、今秋公開予定の、今秋って何月ですか〜。秋は10月が限度だと思います〜。ドラクエ暦は嫌ですよ〜。
 マイナーそうな雑誌でアニメ(と言っても大友や押井系の)特集がされていて、ジブリに対するコラムが載っていました。詳しくは忘れましたが、ジブリは声優に関しては今まで、アニメファンにもおもねることなく、どこにも媚びずに選んでいたのに、今回はびっくりだという話で、悪魔の契約書にサインしたと書かれていました。すごいな、木村。悪魔の契約書ですってよ(笑) 
 さて、木村拓哉というCM力に関しては五本の指には入れて貰えるだろう最強ブランドを手に入れて、とはいえ、それを全面に出すと反感を買う危険性も孕みながら、鈴木プロデューサーがどんな宣伝をうってくるか、なかなか楽しみです。


 040717

 ハウルのチラシだけもらってきました。黒髪のハウルさんが、兵隊さんの服を着て、ソフィーの肩を抱いてます。・・・・・・ソフィーがお婆ちゃんの見かけの段階で、こんなにラブラブなのか??(鼻血) ちくしょー、今すぐ見せろ、見せてくれ。ああ、木村が憎い・・・・、見とれて喋る番を忘れたほどすごいという絵を見た木村が憎いよ・・・・。こんなちょっとしたチラシの絵なのに、背景のすこし黄昏時の空が超キレイです。
 


041020

 ハウルを見る気マンマンで起きたというのに、映ったのは2046だった。ありゃ? これの会見に合わせて、ハウルのCMも公開するとは、鈴木Pもなかなか悪よのぉ・・・。本日も相変わらずの木村トークが炸裂。お前はもうちょっと、具体的なすっきりした説明ができないのか!! 彼は、一生懸命、あった出来事・事実よりも、その時の自分の気持ちを伝えようとして、しかしボキャブラリーが妙なので、こうなってしまうんでしょうねぇ・・・・。素直と言えば素直よ。人にどう思われるかというリスクを覚悟して、自分の気持ちを伝えようとするんだから。中居は、こーゆー時、自分の気持ちなんか二の次だからなぁ。その時求められてることを読もうとするし、無駄に笑いを取ろうとするし。少し羨ましいわ、木村が。妙は妙なりに、印象には残るのよ、木村のコメントの方が。
 そしてやっとこさ、ハウル予告!! ・・・・・・もう私、今がクライマックスで、本編は大した事なかったとしても、もういいの・・・・。ああああ、あんな顔で迫られたら逃げられない〜〜(笑) 倍賞さんの声がまた、色っぽかったんですよ。「ハウル」って。しかも、後ろから手を取って、指輪はめてるし。畜生、もう薬指に行けー!! カルシファーも可愛かったですね。一瞬、本当のソフィーも顔を隠した状態で映ってましたね。そーいえば、まだ若いソフィーの絵柄も発表されてない・・・。シータより少し年上な感じになるのかな? ハウルの頭は3色ありますが、もう断然!!金髪です! ああああ、もう、2時間もあんなの大画面で見たら、もうシャバを生きていけません!! 感想を読むと、話で分からない部分があるとか、ラストの展開がドタドタと急だとか、ストーリーが弱いとか言われてますが、そんなもん、原作からしてよく分かりませんから!残念! いいんです、テーマは愛ですから! 
 ズーミン・・・・・・、あんな人形にコメントを求められ、困っている木村さんが可笑しかった(笑) あれさー、吾郎だったら、「僕、これもらっても」とか、言っちゃうよ・・・・。
 えーと、女性自身かDVDぴあに初出画像が出てるらしいですよ〜。見に行くぜ!!

041022

 たまに本屋に行くと、2046とハウルの記事がてんこ盛りで、必死で読みまくる。CUTの表紙の木村君、可愛い〜
 DVDビデオデータは今までで最も、内容が濃い。これであらかた筋が分かってしまうのでは・・・(笑) ハウルの紹介で、「美しさに命をかけている」とか、「強大な魔力を持ちながら、もっぱら美容に費やしていた」とか、フザけた説明がたまらない。ハンサムでないと殺される、キザな行動の数々。・・・・この映画、男が見ても大丈夫か?! 男子禁制にした方がいいかもよ(笑)
 作りが無茶苦茶だの、起承転結が壊れてる、なんてのもありましたが、それ、ジョーンズは大概訳分かんないし。ハウルも二回読んだけど、なんでソフィーが魔法をかけられたのか、今ひとつはっきり分からなければ、ハウルが戦って、結局どうなったのかもよく分からなかったりする。話の細かい所は気にするな(笑) ただ一つ言えることは、ハウルが萌えキャラだということである!(ドーン!) 戦いに行きたくないからって、ソフィーに断りに行かせるあたりの、ダメ男っぷりも再現されているというし。宮崎駿、抜かりなし!
 ただ・・・ちょっと不安なのは・・・・、軍服を着ているハウルさん、黒髪なんですけど・・・・。そんな・・・まさか、ラストの方は全部黒髪だったりする? 嫌だ〜〜嫌だ〜〜、ハウルは金髪なんだ〜!! ああ、完全版予告篇を見に、2046に行く・・・・か? 嫌だ・・・・、嫌だ、20分のために2時間も我慢して映画見るのはーっっっ(←ウォン・カーウァイの映画を気に入ることは私にはまずないだろう) 笑の大学まで我慢するって、私誓ったじゃない〜♪


041024

 全く致し方ないが、新潟地震のために木村君が出演する番組が流れてゆく〜(T・T)
 それでは、ハウル情報垂れ流し。「あさパラ」にて、NHKの夜話に出ている太った解説者・岡田斗司夫が出演していて、その人が見た人に聞いた話では、「声は案外悪くなかった」とのこと。宮崎監督は、いつも出来上がった映画には不満をもらすそうですが、今回の映画の出来にいたく満足しているそうです。週刊新潮に載った「社内上映会でキムタクの声にブーイング」とやらは、そもそも社内上映会というものが存在しないのだそうです。なんやそれ。週刊新潮といえば、以前から誰でも考えつくような創作のアンチSMAP記事(例えば草なぎ躍進でキムタクと不仲とか)を、しつこく書いてきましたが・・・、それにしても何故こんなすぐバレる記事を書くのか。天下の新潮社だというのに・・・・。SMAPも完全ではないのだから、きちんとパッシング記事を書くことができるだろうに。・・・・穿った見方をすれば、人間本当のことを言われると一番頭にくるので、だから本気でジャニーズ事務所にケンカを売らない程度に、適当な記事でパッシングし、こそこそとSMAPの名前で部数を稼ごうというのか(絶望)
 えー、それから、私の好きな木村ファンサイトの方が、ハウルをご覧になった模様。一般上映が始まったら映画館に通う!とのこと。・・・・・2046もご覧になったようなのに・・・、そっちは?(笑)


041028

 ハウルの動く城を読んだ。これで3度目だが、私の記憶力が貧弱なので、あ、こんなんだったっけ〜と思うこと80%(多すぎ)。原作と映画のハウルさんは別物だそうです。別物でも、それはそれですごい萌えるらしい。ならば問題なし! どこが違うんでしょうね。女の子を口説きまくってるところでしょうか・・・・。設定を知らないと分かりにくいそうなので、以前あらすじをまとめたのですが、改めて設定をまとめてみました。だって、これまた来月までに忘れる可能性大・・・・。
 ●ソフィーは帽子屋の跡継ぎ娘だ。●毎日帽子作りで退屈。●外の荒地には、恐ろしい荒地の魔女がいる。●ハウルという恐ろしい魔法使いは、動く城に住んでいて、若い娘の心臓を奪うらしい。●珍しく出かけたら、町でハンサムな男性(ハウル)と遭遇。お茶に誘われるがびっくりして逃げる。●その時のハウルは、青と銀のダイヤ柄の上着を着て、キレイな金髪、スラリとして目鼻立ちも整い、ヒヤシンスの香りをさせていた。●ある日突然、訳の分からないインネンをつけられ、荒地の魔女に魔法をかけられ、お婆ちゃんになってしまう。●家族に見せられず、家を飛び出す。●途中、カカシとイヌに出会う。●疲れたところに、目の前に動く城があったので、どーせ若い娘じゃないから大丈夫だろうと、やけっぱちで中に入る。●中にはマイケルという男の子と火の悪魔カルシファーがいた。●カルシファーは、ソフィーが魔法をかけられていることを見破り、自分とハウルの交わした契約を見破ることで、解消してくれれば、ソフィーの魔法も解いてやると話を持ちかける。●ソフィーは契約内容を探るため、動く城の市原悦子となる。●ハウルはその時ある女の子に夢中で、ソフィーがいても上の空。毎日2時間風呂に入り、身だしなみを整え、弾けもしないギターを持って、いそいそと出かけてゆく。●女の子が振り向いたら冷めるハウル。荒地の魔女にもそれで恨まれている。●王宮付きの魔法使いサリマンが荒地の魔女と戦いに出かけて行方不明。●サリマン友だちの、王子様が探索に出かけて行方不明。●困った王様はハウルに白羽の矢を立てた。●必死で役目から逃れようとする弱虫ハウル。


041029

 試写会の葉書が届きません・・・・・。(ヒロシ調で読んで下さい)
 さて、ChouChou関西に半ページだけ、ハウルの記事があったのですが、初耳のあらすじ情報が。なんと、ハウルとソフィーが出会った後くらいに、そのツーショットを見て嫉妬した荒地の魔女が、ソフィーに呪いをかけ、それを解くために同居することになったというんです! そりゃ、話の根幹が全然違ってくるよ!!
 まず、ハウルはお婆ちゃんソフィー=ソフィーだということを知っているのか否か。この記事だけでは分かりません。2人が別れた後に、こっそり呪われたのなら、知らないでしょうから、原作通りソフィーは動く城に無理矢理居座り、ハウルに煙たがられることになります。しかし、ハウルが知っていて、それで自分の家に連れてくるというのなら、2人は初めから仲良しで、ハウルは別人のように親切な野郎になります。そして、物語の軸である、ハウルとカルシファーの契約の正体探しが変わってきます。ああ、一体どーゆーことになってるんだろう・・・・・・・。
 そして鈴木Pによると、ハウルの映画には、四つのテーマが「戦争について」「愛」「こどものためのアニメ」「高齢者のためのアニメ」含まれたそうです。・・・・・後ろ二つが嘘だ・・・・・。いや、一つ足りないと言うべきか。


041101

 さて、ドキドキのハウル予告篇。もう、流れたの最後の最後ですよ、人をドキドキさせるのもいい加減にしてよ・・・。えー、今回の予告の話題と言えば、ハウルの声ですが! ジャジャン! ズバリ! 普通!終わり! ・・・・・・・いや・・・・、そんなだって、コメントする程のことなかった・・・・(笑) だって〜、そりゃ木村が声出しゃ木村の声ですよ。別に変に作った声にしなけりゃね。まあ、普段の木村より、気持ち高めで、きちんとした言葉遣いでした。内藤剛史が内藤剛史だったように、美輪明宏が美輪明宏だったように、木村は木村です。これはもう、見てる人によると思います。慣れってありますし。昔、蔵馬役の緒方恵美の声を聞いた時、どんなけ激しく文句を言ったか・・・。今思うと、平伏して謝って、泣いて感謝したい位です。
 そんなことより、寝込んでるハウルですよ! いくつかの雑誌に載っていましたが、あれ、動くと髪が乱れててもう、金髪の時みたいに色っぽいのなんのって、以前「やっぱハウルは金髪よね〜黒髪じゃあ・・・・」と言った台詞は撤回します。すみませんでした。黒髪でもいけます。もう、襲ってくれと言わんばかりの寝姿でした。ハアハア。よくまあソフィーは普通に横に座ってられるなぁ・・・。
 しかし、ハウルが喋った内容がねぇ・・・・、もう完全に告白ですよ、お婆ちゃんソフィーの段階で。こりゃ、原作とは別人ですわ。絶対に言わない台詞ですもん。ちょっと・・・・、ものすごいメロドラマかもしんない。耐えられるか、二時間・・・・。でも、そうなると原作ラストの萌え台詞は言わないんでしょうね・・・・。木村の声で、ジブリの顔で言うの、見たかったなぁ・・・・・。


041115

 ハウル見てきました。うーん、何て言って良いかよく分からないわ〜。可愛らしい映画でした。ソフィーがあんなに可愛いとは思ってなかった。それなのに、細かい所がいちいち気になってしまう、自分の癖が厭わしいっっっ。気楽に楽しく見てもらえばいいと思います。てな訳で、どーせまとまったことは考えられないので、覚えてること羅列!以下反転。完全詳細ネタバレ。
 いきなり牧場にハウルの城出現。微動だにしない羊たちに、ホントにアイツ恐れられてんのか?と、冒頭からヘタレ感が漂う。とりあえず、跡取り娘のソフィーの地味っぷりに涙。そして出会った時からキザったらしいエスコートの宮崎ハウルさん。触りすぎだぞ!「やっと見つけた」という台詞は、実は後から考えたら伏線だったのか? 瞬間、木村の声だと分かってちょっと半笑い状態。しかーし、すぐ気にならなくなりました。空中散歩、ソフィーのスカートが広がってて、下から見えないかと気になって仕方がない。そして、ハウルの趣味の悪い上着、袖を通さないで肩にかけてるだけなのに、なぜ風圧で飛ばされないのか・・・・魔法ですか・・・。自分で巻き込んでおいて、追っ手に追われているというのに、ソフィーを店で下ろして、「後は引きつけておくから」なんて、恩着せがましいわよ、ハウルさん。・・・・しかし、この時点でソフィーの様子はおかしかった。一目惚れですか・・・・。
 なんで子供にするんだろうと思ったマルクルでしたが、これがまぁ可愛いのなんのって・・・・・・v 神木くん、good job!!! あ、倍賞さんの声は、私は凄く上手く演じ分けておられたと思いますよ。評価が分かれているようですが。ソフィーは若い時でも、落ち着いた声でお似合いだと思うし。カルシファーも可愛いしさ〜、とにかくいちいち可愛いの〜〜この映画は〜〜。ヨレヨレで帰ってくるハウルは、あの予告で私のハートをぶち抜いたハウルさん。たかがフライパンを「貸して」って奪い取るだけなのに、動作から萌えオーラがスパーク。なんかここで、妙に古めかしい台詞を言うんだよ・・・・「良き飯を」だっけ? そ、そんな日本語知らんかったろ・・・・木村・・・私もだ。それから、大掃除と洗濯して、ハウルの髪がピンクになっちゃうイベントですね。しかしさ、これ大丈夫ですかね。「美しくなければ生きている意味がない」って台詞、唐突じゃないですか? それまで確かに男前ではありますが。そんでハウルがグズグズ言うからソフィーは「私なんて一度も綺麗じゃないわ!」とキレて飛び出すし。ソフィーにしてみたら、コンプレックスだったろうし、その上気になるハウルはすんごい男前だし、その本人に言われちゃ爆発するのも分かるけど、もういきなり恋はそこまで進展ですか!! 早い! 見てる瞬間にここまで分かるのか?! んで、ハウルに召集がかかって、ソフィー、王宮行き。指輪渡すだけでも、またこれ心臓に悪い渡し方をするハウル。フツーにさー、手渡しでもいいんじゃないの?(笑) 反則気味に可愛い犬登場。あれはズルいぞ。そしてソフィーvs荒れ地の魔女、階段競争。ここにこれだけの尺を費やす宮崎駿の謎!(笑) 面白いけど、話に全然関係ないじゃん!! 今回はそーゆー映画です。そして、今ひとつ謎の台詞、荒れ地の魔女の「王宮に行くのが夢だった」。なんで? どゆこと? ここ全然フォローがなーい!! どう考えてもサリマンと相性良く無さそうなのに! そして、金髪ハク登場。しかもおそ松君のような三つ子。サリマンの小姓だろうか。やるな、サリマン・・・・(羨) そこへハウル登場。一人では怖くて来れないが、ソフィーを助けになら来れたと言っております。原作では、ソフィーの呪いが解かれるかもしれないと言う期待もあった行動ですが、特に映画ではそこまで描かれてません。(一応、参考になると思って書いてるだけなので、違うからダメとか全然思ってません)。
 サリマンからも追われるようになってからは、もう怒濤に攻撃に遭いますよね。ああ、花畑シーンがあったか。この辺で、ハウルが上着を着ないので、ヨーロッパ風のブラウス(なんて言うのかな〜こう切り返しにタックが入った、銀英伝でラインハルトが着させられてたような奴)にピッチリ黒タイツ姿・・・・・。やることはキザだし、服装は笑えるし。しかも、プレゼントに家と花畑ですよ。全男の敵かも。クラリスとハウル、同性に「こんな奴ゃいねーよ」と言われる対決はどっちが勝つのか。(因みに、原作ではソフィーの母は後妻さんです。だから帽子屋はソフィーに継がせようとしていたのですが、ソフィーが行方不明になってしまったので、帽子屋を売りに出して、新しい人と結婚したのです。それをハウルが買い取ったのです。だからあれはソフィーの家なんですね) えーと、それから、ハウルが変身して傷ついて帰ってくるのはこの辺りですか。何かちょっと、火の鳥チックなシルエットだと思うのは私だけ? なんで、あんな自分の部屋に洞窟作って寝てるんだ? う〜ん、見られるのを嫌がる姿は、イザークを思い出しました。余所の感想を読んでいると、この時の醜い姿の反動で、普段は金髪に染めて格好良さを追究していたのではという分析を発見。ははぁ・・・・。皆、色々考えるなぁ。
 んで、そろそろマジでヤバくなり、この時2人の家を攻撃しているのは一体どっちの軍隊? サリマンだったら、かなり性格悪いぜ、さすがハウルの師匠。このどっちか分からない所、戦争のとらえどころの無さに、監督の深い意図が隠されていると読むか、作品の欠陥ととるかは見た人に因ってるようですね。こっからはハウルさんはひたすら軍艦相手に頑張っているはずなのに・・・・、ソフィーの冒険が主に描かれちゃって、ちょっとハウルさん見せ場が無くて気の毒っていうか、そんなとこが萌えるっていうか(笑)
 ソフィーin過去。そーゆー設定で来たかー!!! 無邪気に星を捕まえちゃうハウル、それが良くなかった!(笑) 無くしたハートを求めて、美女のハートを盗んでいた訳ですね(笑) この時見たソフィーの姿を、後になってヤバいことになったと気が付いてから、ハウルは思い返しては待っていたのでしょうか。んで、冒頭の台詞は振りですか?って話になるんですけど。あらやだ、じゃあハウルってば、最初から決めてましたってこと? 夜、ソフィーの寝顔を見て、「やっぱり君だ・・・・」とか思ってた顔だったんですか、あれは?
 そして、ハウルとカルシファーの契約は解かれた・・・・・・、ということが、伝わりにくいみたいなんですけど・・・・・、大丈夫か、全国のちびっ子たち・・・・。そして、なんか、最大の頑張ったで賞は、カブが持っていったような・・・・・。ごめん、ハウルが頑張ってた時より、すごい頑張った感が伝わってきた・・・・。そして、衝撃のハッピーエンド。そそそそ、そんなことで良かったんですかーっっっっ!!! 大丈夫か、あんまり見かけが頼りにならなさそうだぞ、彼は(笑)  ハウルの瞳ですが、復活してからアップがなかったから、瞳の感じが変わったのかどうかが分からない・・・。前半は、心のないガラス玉のような瞳って感じは結構出てたと思ったんですけど、それもどこまで意図されたものかが分かりませんね〜。ただの青い瞳なだけかもしれないし。それから、ラストのあの台詞は無し。ちょっとハウルの声で聞きたかったんですけどね。まあ、あれだけ話が違うのに同じ台詞ってのも変かもね。これの原文がどっかのサイトにあったのよ〜、あー、これこれ、I think we ought to live happily ever after. いーよね〜vv 回りくどくて。 後ね〜、ソフィーのこと「奥さん」って呼ぶのも好きなんだけど〜、そこまでは流石に無理か(笑) あれ、これ原文だと何なんだろ? madam? wifeは変でしょ。まさかHoney?! ・・嫌だ。ダイアナ・ウィン・ジョーンズの文章なんか、絶対読めない!日本語でも細かいのに。無理!誰かよろしく! てなわけで、腐女子の皆さん、オフィシャルなので、もうガンガン書いてくれて良し!! よろしく!! ちょっと、ソフィーがまだ若いからヤバイんではとも思うけど・・・、まあ、千尋でアリならいけるでしょう。あれ? 原作設定、27なの、ハウルさん? ・・・・なに、結構、年の差カプだったのか・・・・?
 皆さんの感想を読んでいると、結構色んな推測がされてて面白い。私は単に、荒れ地の魔女が弱ったから、呪いが薄れたんだと思ってたんだけど、そこにソフィーが前向きな時は呪いが薄まるという読みをされてる方もいました。ふーん・・・・、今度見る時の宿題かな。
 私が思ったのは〜、起承転結が無いと言われてましたが、ストーリー運びより書きたいシーンを優先させたな、という事ですね。ストーリー運びとか、バランスとか、そーゆー点で私はラピュタが最高だと思うので、もう、あれでやったことはしないんだな、と。正直緑のネバネバシーンなんてなくてもいーのよ。でもやっぱり、原作のどこのシーンが一番好きかってゆーと、あそこだからな〜。まあ、もう10分ほど長くして、説明を増やしても良かったかなと思いますけど。やっぱり時代の流れなのかなぁ。大塚英志の「物語消費論」を思い出しました。(大塚英志も結構偏りがあるので、あんまり鵜呑みにできないけど。) つまり、今は物語が物語としてだけ機能してなくて、世界の設定を明らかにする道具になってるというか・・・・・難しいな。設定資料集だけで勝手に読者が物語を作って同人誌を出してしまう今日では、設定を物語から読み解くことに喜びを感じる読み方ができてきたということ。だから正直、ハウルでも説明が足りないんじゃないかと思うんだけど、それはもうヒントは出てるんだから、後は各自の肉付けでOKって、見方が今の流行とも言える訳。私が訳分からんと思った、荒れ地の魔女が王宮に行くのが夢だったという台詞も、説明できないなら、たとえ裏設定があっても、本編では出さないことができる・・・・出さない方が話はまとまるかもしれなくても、監督の頭の中であのシーンではあの台詞が話されているなら、カットしないで出しちゃっえってのが、今のアニメなのかもね。確かに、設定量が、ラピュタより多い気がします。
 結局ですね〜、私はジブリにあるまじきエロオーラを振りまく金髪の方が、どっちかって言うと好きですね〜。しかし、宮崎ハウルのあの性格の良さでは、続編は原作に沿っては無理ですねぇ。


041120

 ハウル2回目。・・・・もっかい見たいなぁ(笑) いやなんか、一回目より落ち着いていたせいか、ハウルさんスキー度が上がった・・・・。ああなぜもっと、ハウルのシーンがないんだ・・・・(T・T) 混雑を避けて、朝の9時開演に行ったら、さすが田舎の映画館、良い席で見られました。今頃、都市部はどんな感じなんでしょうねぇ。なんとなく、そんなにすごくもなさそうですけど。できたら細く長く上映してくれる方が助かるなぁ。長く楽しみたいもんな〜。ではネタバレ感想いきます。これ、いつまで隠しておくのが親切なんだろうか・・・・・? もういいのかな? 反転させないですよ? 嫌な方は逃げてね!
 噂の100種あるというグッズですが、映画館には、ワゴンが設置されてました。こんなの・・・あるの普通? ・・・・・まあ、内容はジブリのグッズにそんなセンスを求めちゃいけないよ、といった感じ。ハウルの指輪はともかく、ハウルのイヤリングに、ハウルのペンダントは、全然話に関係ないと思うが・・・・・。カルシファーの人形は、毛よりもスポンジ系の方が可愛かったんじゃないかなぁ。あ、ヒンのぬいぐるみは12月発売予定だそうです。まあ、何にしても、この年で購入できる代物ではない・・・・。
 本編ですが・・・・・、己の記憶力の適当さが身にしみる・・・これじゃ、証言台には立てないなぁ。朝食時のわけわかんない台詞は、「うましかてを(よ?)」でした。「美味し糧を」ってゆう意味でしょうか? いただきますの代わりでしょうか。それから、2回目だと伏線がよく分かります。荒れ地の魔女は、ソフィーに呪いをかけた時に、「ハウルによろしくね」と言いますが、それはあの呪いのカードのことで、カードの文言は「星を捕まえて心を無くした少年の心臓は私が頂く」みたいな感じの内容で、階段前で再会した時に、「ハウルに手紙を渡してくれてありがとう」というように、繋がるんですね。掃除の時、カルシファーが小さな薪しか与えられなくて消えそうな時、ちゃんとカルシファーの中に核のように塊があるんです。んで、サリマンvsハウルで、サリマンは「ハウルの正体を見せてあげよう」と言って波を起こし、その後宇宙に飛んで、そこで星が流れているんですよ、気づかなきゃソフィー!(難しすぎる) えーとそれから、荒れ地の魔女が閉じこめられた時に、人型(おそらく悪魔を表しているもの)がくるくる回ってて、この時、ハウルの周りにも回ってます。そして、過去の世界で星が墜ちた瞬間も、小さな人型が現れては消えていってます。
 2回目は、マダムサリマンにうっとりでした。強くてかっこい〜〜!! 安楽椅子探偵ならぬ、安楽椅子魔法使い。この方、若い頃は大層美人で、気も強そうだし、魔力は国内一だし、それであの可愛いハウルをビシビシ鍛えていたかと思うと、なかなかアヤシイ感じで萌えます。
 今日はちっさい子供も多かったですが、私が話の都合上、これは必要なのか?と思った、洗濯のシーンや、突入した飛行機を取り出すシーンで、随分喜んでいたので、ああ、こういうもんなのかー、と感心しました。
 えーとね、パンフレットは600円で、まあそんな特別どうというもんでもないですが、ハウルさんのカットのために買いました。その中で、緒方貞子さんが、私がびっくりしたあのラストシーン、王子の登場について、「戦争を終わらせる力は人の心なのだ」という意味と捉えたという感想が載っていました。なるほどね・・・・・・。そうですね。ハウルの強大な魔力で破壊し尽くすより全然いいですね。あ、ラスト、もう呪いは解けているのに、また棒に乗って帰る彼のマヌケな姿がちょっと可愛かったなぁ。
 さて、帰り道、本屋でハウルの動く城絵コンテ集を発見。こんなの、発売されてたんですねぇ。これが面白いのなんのって! 当たり前なんですけど、監督の指示が載っているので、「ああ、ここはそーゆー意図があったんだな」というのがすごい分かるんです! 登場してから次の日のハウル、つまりキレイにスタイリングして前髪も揃ってるシーンで、「爽やかに」とか、「髪は絹のようにキラキラで」とか、「シャンプーのCMのように」って指示してあるんですよ〜〜!!(笑) もう私、この瞬間にこの本買おうかと思いましたよ!! しかし・・・・、しかしこれ京極夏彦の「どすこい」くらいの厚さがあるのです・・・・・しかも2580円するんです・・・・。買った後、どーするとゆーのですか・・・・。図書館にリクエストしたら・・・・、多分会議の議題になっちゃうな・・・・、そんな恥ずかしいことできない・・・・。 ハウルがお花畑をプレゼントした時、一度は若く戻ったソフィーなのに、「私全然キレイじゃないし」と言って、またお婆ちゃんに戻っちゃうシーンで、それを見たハウルの横に「呪いはとっくに解ける筈なのに厄介な呪いだ・・・・と思っている」と説明書きがありました。やっばり、カブを一目見て「やっかいな呪いがかかってるね」と見破ったハウルさんなので、ソフィーに対しても、きっと一目見て呪いが分かったのでしょう。(原作もそうです) それから、ソフィーの髪もコンテの段階では、赤く戻る予定だったみたいです。原作と同じような台詞になってました。しかし、映画ではあれは白髪じゃなくって、「星の光に染まったような色だね」とハウルさんは言ってました。く、くさい・・・・。ハウルだから許される台詞だ・・・・・。
 えー、早速どこかの新聞で、ハウルというキャラクターについてクサしてましたね。きっとこれからも色々言われるでしょう。何とでも言うがいいさ!! 木村君のように、ただ単に木村君なら何でも嫌われるのも仕事のうちです。嫌われた数より、愛された数で勝負です! 何しろ、私の好きな木村君ファンサイトの方は、もう既に四回見ている・・・・。ま、負けた・・・・・。まさか初日に三回連続で見るとは・・・・。あー、しかも今日は絵に必死になっちゃって声にあんまり注意を払ってなかったーっっっ(T・T) やはりもう一回、行かなくてはならないか・・・・。今度は声メインで。


041121

 日がな一日中、ハウルさんのことを考えている。小学校二年生位の男の子がハウルを予約しにきた。この子には難しすぎやしねーかと思いつつ、止めるのもおかしいので手続きをする。こんな男になっちゃだめだぜ(笑) もう次いつ見に行くか算段している。この祝日を逃すと、月末まで見られない・・・・・、しかし、ちょっと幾ら何でも見すぎだろ私。我慢した方がいいんじゃ・・・・・でも〜見たいの〜、できたらずっと眺めていたいの〜。
 こんな辺境サイトでも、随分検索で見に来ている人がいて。ハウル×ソフィー×エ○なんか、検索してる奴がいるぞ!(笑) ごめんね、来ても何もなくて・・・。
 案の定、評価は分かれてますね。訳分かんないという感想も気持ちは分かんなくもない。ああ、私は今となっては、前後編で四時間位の映画でも良かったよ・・・・ハウルさんの映像が増えるなら・・・・・(笑) 私も正直、話の見せ方、構成の無駄の無さとか、ラピュタの方がすごいと思います。感動の量なら、子供の時に見たナウシカは世界中のどんな映画でも叶わない。魔女の宅急便は学生の頃見てもそれほどとは思わなかったけど、一人下宿して働いてる時に見たらたまんなかったし。でもいま、宮崎駿の最新作で、あれを見せられても満足するかどうか、怪しいなぁ。私はあれから、色んな物語を読みすぎた。ハウルくらい混み混みした話の方が、歯ごたえがあって私にはいいんじゃないかな。もう、あんな萌えなしの、爽やかな感動を感じる心は、私には残ってない気がする(笑)
 2人がいつお互いを好きになったのかが分からないという意見には、とっても同意。でも、ソフィーに関しては、どーよ皆さん、あんな男に手を引かれて、空中を散歩して、萌えないですか、どーですか。つり橋効果なんて除外したって、ドキドキですよ。おまけにあんなベッドに横たわる萌えオーラ全開のヘタレな姿を見た日にゃぁ・・・・。少なくとも、私の萌えは「賢い」とか「立派」とか、そんな所には潜んでいない・・・・困っちゃうよね〜、昔はパズーが好きだったのに、今は確かにムスカの方が萌えるもんなぁ、どうしたもんか。ソフィーがハウルを好きになるってのは、まあ見てる私の乙女心と直結するので、別にひっかからないんでけすけど、どっちかというと、私はハウルってば、どのあたりでソフィーが好きなの?の方が気になりますよ。子供の頃の一瞬を、ずっと覚えていたって案もあるし、・・・・原作では「可愛い灰色ネズミちゃん」なんてナンパしてんのはハウルですしね。原作のハウルだと、心臓を失って、人を愛せなくなってしまったので、むやみやたらに女の子に恋をしかけて、手に入ったら捨てていた。だけど、ソフィーは外見がお婆ちゃんだったので、そしてハウルはあの通りののらりくらりした性格なのでソフィーに呪いに気が付いていることを黙ってたので(非常に良いようにとると、ソフィーが家に居づらくなると気を使ったと思えなくもない)、今までの女の子のように、人間関係がうざったくなったからといって捨てることもできず、衝突を繰り返し、親しくなることから逃げられなかった、という訳で、まあ原作のハウルも、特にソフィーのどこに惹かれたというのはないんです。でも、きっとソフィーの右往左往っぷりは、呪いを見破ってるハウルにとっては、可愛かっただろうと思いますけどね。映画のハウルも、これを当てはめて間違いじゃないでしょうけど、何しろ、時間が少ない! ああ、カブとマルクルと洗濯を干す時間があったら・・・・・・、しかし、あんな休憩でもなければ、あの映画、動動動静動、くらいの割合になって、疲れちゃうでしょうからねぇ。
 分かりにくいと言われている、ハウルとカルシファーの契約ですが、あれ・・・・、原作に比べたら、遥かに分かりやすいと私は思う・・・(;^_^A 以下、原作のネタバレを含むので、嫌な人は読まないこと。いいですね? あの詩、荒れ地の魔女から贈られた呪い、無茶苦茶分かりやすいじゃないですか! あれ、原作では10行くらいある詩で、呪いかどうかもわからないし、内容もマンドラゴラだの人魚だのでてきて、なんのこっちゃ分からない。んで、その呪いには何段階か段階があって、一行ずつ、発動していくんです。ぐわっっ、ファンタジーだからはっきり説明してくれなくて分かりにくい! 人間関係ももねぇ、原作はもっと入り組んでますよ、王宮付き魔法使い(負)vs荒れ地の魔女(勝)、王宮付き魔法使いを助けに行った王子(負)vs荒れ地の魔女(勝)、あと、ハウルの師匠はまた別にいてですね、ソフィーvsカカシ、ハウル→ソフィー妹、マイケル→ソフィー妹、ハウルvsハウル姉、ソフィーvsハウルがメロメロの美人教師、最後にようやく、ソフィーvs荒れ地の魔女→ハウルvs荒れ地の魔女、ですから。宮崎監督は、原作を無茶苦茶簡略してアレンジしたと言えるでしょう。原作を知ってる人間にとっては、随分ストレートな話にしたなぁという感じ。でもですね、私に不満はありません。ハウルの師匠とサリマンを一人に合体したのはいい案ですよ〜。分かりやすい! そして格好いい! ラストで、「なんだよ、サリマンの力で終わらせられるよーな戦争ってどんなのよ?!」と思ってたのですが、サリマン=ブッシュを比喩しているというレビューもあったりして。そ、そこまで・・・・・考えるか・・・(脱帽)。(何なんでしょうねぇ、意味分かんなくてつまんないって言ってる人と、ここまで深読みして面白いって言う人の差は、どこで分かれるんでしょう。どちらも、ジブリが好きで、楽しみに見に行ったんでしょうに。)
 ハウルの行動も分かりやすい。ひたすらソフィーを守ってる。原作では、大事なことは何一つはっきり言わないハウルさん。ソフィーから危険人物を遠ざけるために、ソフィーにヤキモチを焼かせたり、家の中にいさせるために、ソフィーの家族を家に呼んだりする。回りくどいんだよ! 「僕は弱虫だ・・・・・」なんて告白するのも、都合の悪い物からソフィーの目を自分にそらせるため半分。
 原作と映画は別物として、それぞれ萌え萌えの私ですが、一つだけ残念と言えば、ハウルの姉のお宅訪問がなかったこと。入るわけないですけどね〜、話的にも時間的にも、映画にこのシーンが。でもですね、私たちの住むこの世界のイギリスに、ハウルとソフィーが、こっち風の服装をして訪ねてくるなんて、ビジュアル的にすごい見たいじゃないですか!! あの妙なフリフリギャザーブラウス黒タイツ姿とおさらばですよ!!  畜生、甥っ子と戯れるハウルが見たいぞ!! 気の強い姉に怒鳴られて叱られて、のらりくらり逃げるハウルも見たい〜〜v
 ああ・・・・・ほんとに、次いつ見に行こうかなぁ(笑) あの、今私が気になっているのは、ハウルは朝食の時には「ソフィーさん」って読んでましたよね。じゃ、「ソフィー」って初めて呼んだのはどの時点なんでしょう? 寝顔で若い時のソフィーの顔を確かめた後?それとも前?


041123

 ネタバレ感想なので、気をつけてね。ハウルの動く城の映画って、結構肩すかしな映画なのかなーと思いました。フツー、前宣伝だけ聞くと、美女と野獣みたいにキラキラ光ってソフィーが元の姿に戻るシーンがあるのかなーと思うし、ハウルと荒れ地の魔女が戦うシーンがあるのかなーと思いませんか? 原作にはあるので、私はあるんだろうと思ってました。そしたら、荒れ地の魔女はサリマンにあっさりやられちゃうし、ソフィーは何故か寝てる時に元に戻ってるし、あれ〜?と思いました。あれ、起きてる時だけの呪いなのかな、と思ったんですけど、最初にお城に来た時、椅子に座って寝てましたが、お婆ちゃんの姿でしたよねぇ? それとも深夜は解ける呪いなのかなぁ? 呪いが解ける派手なシーンの代わりに、姿の変化でソフィーの気持ちを表現させた訳ですね。それにしても、それにハウルも含めて全員が何のリアクションもない所が説明不足と言われてしまう点なのかも。そこでですね、考えてみたんですけど、ハウルやマルクルに「あ! 今姿が戻ったよ、良かったね!」と言われるシーンがあったら・・・・・、ちょっとソフィーとしたら、いたたまれないんじゃないでしょーか。嫌ですよ、好きな男に元の姿を知られて、その上でまたお婆ちゃん姿を見られるのは。緑のねばねばどころじゃありません。すっきり解けた後じゃないと・・・・。元々、容姿の話はコンプレックスがありそうですからね、ソフィーは。まーだから、マルクルかカルシファーが何か言いそうになって、ハウルが止めるようなシーンがあれば、誰が見ても分かりやすい映画になったのかな。
 ハウルがいつ呪いを見破っていたのかという話題が出てる板もありましたが、これは見た瞬間に。というのが私の意見。だって、カブの呪いも一目で見破れましたし、何よりカルシファーが城に入れたという時点で、悪魔とか魔法に関係しているとマルクルでさえ分かってます。因みに原作ではすぐ分かったよと明言しています。ただ、あの時の女の子と分かったのは、映画ではあの寝顔を見るシーンでしょう。原作では、最後にやっと若い頃に戻るので、その時に「ああやっぱりあの時の灰色ネズミちゃんだったんだね」と言っておりました。以上。この問題は簡単に解決するな〜。
 しかしまぁ、荒れてる板はすごいですね〜。なんであんなにすごい反応が・・・・。がっかりされるかたは勿論おられるでしょうけれども、何故にあそこまで激しく楽しかった意見を攻撃なさるのか・・・・・あのテンションがすごい。別に好きな作家でも漫画家でも監督でも、今回の作品は今イチ・・・・ってゆーのは、普通にあることなんじゃ・・・・。好きな歌手の歌は全部好きなのか?? そのくらい、宮崎駿に対する期待とゆーか、夢を抱いていたってことなのかしら? もう、千尋以来、他に楽しみもなくこれに全てを賭けていたんだーーっっっ!って感じなのかしら。もしそうなら、そこまで今まで夢を見させてくれた宮崎駿は素晴らしいね・・・・・。ねぇ。思い浮かべたらいくつも浮かんできます、私の期待を裏切る愛しいあの方達・・・・・。

041124

 関西一週間にもハウル記事。こっちは見た人の感想を載せてたりして、まだ他の雑誌よりは違う切り口の編集。割にフラットな立場の記事かな。サイゾーにも記者の評論が。サイゾーと言えば、大抵の記事が悪意に満ちた気分悪い書き方の記事ですが、今回はえらい真面目に書かれていました。つまり、宮崎駿が広範囲の支持を獲得してゆくのは、ヒロインが男性だけでなく女性にも受け入れられるように変化したからだ、という、まあ、とくに目新しくもない内容でした。でも、木村君について全然けなしてないし。どうしたんでしょう?(笑)
 またこれ、ハウルの感想を見ていたら、なぜソフィーが呪いを賭けられたのか分からないと言う意見が。これはあれでしょ。最初にハウルが追いかけられていたゴム人間は、荒れ地の魔女の魔法のランプみたいな入れ物に吸い込まれますから、荒れ地の魔女はハウルとソフィーが仲良く空中散歩をしたことを見てた訳ですよ。それでソフィーに呪いをかけて、ハウルへの呪いのカードをこっそりポケットに潜ませた。謎だと言うなら、ここでソフィーがハウルの城に行くかどうかわからないのに、ソフィーに気づかれずにカードを潜ませて、届かなかったらどーするつもりだったんだということの方が私は気になりますね。でもまあ、それはお話しってことでいいんじゃないですか? そのくらいは論理的じゃなくても(笑) まあ、いいように考えたら、荒れ地の魔女はそのくらいお見通しだったとか。それか、カブに呪いをかけた人は映画では謎のままですよね? もし原作通りなら、それも荒れ地の魔女の仕業だったと思うので、カブがソフィーをハウルの城に導いた以上、ここの問題はクリアできるんじゃないでしょうか。あ、原作では空中散歩のシーンがないので、荒れ地の魔女がソフィーに呪いをかけた理由は全く違います。それは、ラストの方で間接的に明らかになるんですけど、その伏線は既に荒れ地の魔女が登場するまでにきちんと貼られています。しかしこれが、分かりにくい!! これで、初めから気づく奴がいるのか!! バラされるまで私の頭の中はずーっっと「なんで呪いをかけられたんだ??」でしたし、バレても、読み直すまでピンとこなかったです。映画の難易度が2だとしたら、原作は6くらいあると私は思います。荒れ地の魔女の嫉妬なんていう簡単な設定にしてくれた宮崎駿に皆さん、お礼を言った方が良いでしょう。
 荒れ地の魔女がハウルを狙う理由は、ハウルが寝ながら情けなく言ったので、これはいいでしょう。なぜ心臓を狙ったのか。これはハウルの力の源がカルシファーと心臓にあることくらいお見通しだったのは、呪いのカードからも分かります。こっからは原作の内容ですが、確か、(大分前に読んだからうろ覚えなんですけど)、荒れ地の魔女の魔力も限界だったので、ハウルとカルシファーの力で自分の力を永らえさせたかった、というようなことだったと思います。まあ、始めに飛んで火に入ってきたのはハウルだったでしょうが(笑)
 私としては、荒れ地の魔女が50年前に王宮を追われ、それ以来王宮に呼ばれるのを待っていたってゆー方が、なんか据わりが悪いですね。そんな、素直な可愛らしいタマですか〜?(笑) 「誰が今更行くもんか〜」と言う方が合ってませんか。まあ、思いっきりサリマンに嫌味を言いたかったのだと考えても良いですけど。それにしても、えらい簡単にやられ過ぎよ。 電球に弱かったのか?(笑) 呪いの解き方は「私にも分からない」ではなくて、一言、「荒れ地の魔女の力を奪う位しないと呪いは解けない」なんて台詞があれば、サリマンに荒れ地の魔女がやられた時から、呪いが少しずつ解けていったのも、観客が飲み込みやすかったのかなぁ? しかし、そこまで懇切丁寧に説明しなきゃダメかな。

041125

 遅いでしょうが、関西ウォーカーとキネマ旬報にもハウル記事あり。どっちか忘れたんですけど、宮崎駿監督が「今回の映画は説明を省いた」と言っていたとのこと。・・・・・おいおい、宮崎監督が敢えて省いた説明を、私は何日に渡って延々書き続けてしまった・・・・・(汗) もう、全部消してやろうかと思ったんですけど、まあ、ネットなんて、見たい人しか見ないし、残しておきます。でもやっぱりわざとだったんですね。良かったじゃないですか、ハウルがつまんなかったってガッカリしてる方。別に、監督の腕が落ちて説明を忘れた訳じゃなくて、単に相性が合わなかったんですよ。(どっちだった方が、次は満足できる確率が高いのか、微妙ですが) えーと、キネマ旬報の方に、映画評論の本の評論が載ってまして、宮崎駿についての本が賞をもらってました。なかなか良いコメントでした。えーと、ストーリーの謎は解けてしまえばそれで終わりだけれども、真に素晴らしい映像は、何度見ても見るたびに色んな深読みが出来て、色んな解釈が出来る、というものでした。成る程。確かに、ハウルは台詞一つですごい量の気持ちを表していたりして、それを読みとるのが、私は一度見ただけでは無理でした。それは残念な気分でもあったし、2回目見る時の新たな楽しみでもあると思います。少なくとも、一回見て捨てる気にはなりませんでした。個人的な意見では、分かりやすい簡単な映画は、それを学ぶべき人が目指して作れば良いのでは? ふふ。私は、今流行の「泣ける映画」になってなくて本当に良かったな〜と思います。まあ、何事もバランスかと思いますが。
 宮崎監督に聞いてみたいです、どうして今回は説明を省いたんですか? 省かなかったら、私はもっとハウルが沢山見れたかもしれないのに・・・・じゃなくて、もっと多くの、もっと小さな子どもにでも分かる映画になったかもしれなかったのに。ベネチアに間に合わなかったから、は嫌ですよ・・・(笑) 確かにわかりにくいという点で、原作のテイストが感じられますけど、そんな原作にこだわってるようには思えないし。時代の流れなのか、加齢による変化なのか、作品の内容に合わせてなのか、まあ、その辺は評論家の方が考えてくれるでしょう。そういえば、もうハウルの動く城研究本が出てましたね、ちょっと早すぎですよ! 考えて書く時間を考えたら、まだまだこれからでしょ!

041126

 ハウルの動く城、皆の考察はすごい! すごいよ・・・・、あの帽子の暗喩なんて、気が付かなかった〜。確かに、帽子で顔を隠してるな、とは感じてましたが、サリマンに言い返した時に、サリマンの攻撃で椅子に突き刺されて、その場に残されたことで、ソフィーの俯き加減な気持ちとサヨナラした、って、凄いよ皆!! それから、街に買い物に出かけ、攻撃にあった時、降ってきたビラが、あのカブの王子の記事だったとか、よくそんなとこ見てるよな!! もうすごいよ!!(T・T) 次に見た時に、見るようにしなきゃ! なんか、凄すぎる。昔の国語の授業みたい。芥川龍之介の短編で、ただ単に景色の描写をしているのではなくて、そこから人物の気持ちも読みとるという授業で、「そんなもん、本当にそこまで意図して書いてんのか?」と思ったのを思い出しました。
 「ハウルの顔が良いだけだろ」という、野郎の書き込みも発見。予想通りきたーっ。男前の何が悪い、という本心は置いといて、ハウルの性格の成り立ち上、顔が良いってのは重要な要素だと思います。見かけを気にする情けない所、自惚れて油断してバカみたいな所が、ダメダメハウルなんじゃないかな。(しかし、それが可愛いのも顔が良い故か(笑) 第一これが、「男は顔じゃないよ」なんて言う心も男前だったら、余計ムカつかないか? 因みに、木村さんは「男が髪型とか見かけなんかどーでもいいだろー!」とあの顔で言った男です(笑) やっかむなら、こっちの方がオススメです。フフ。


041201

 ハウルの動く城3回目。うーん、まだ飽きずに見られるなぁ。今日は声をしっかり聞きに行くつもりだったのに、気が付けばまた絵にメロメロ。ハウルの部屋の飾り物が可愛いので、これをグッズで売ってくれればいいのになぁ。どんぐり共和国には、ヒンが山積みでした。モップみたい〜v 今日は、よく笑うお客さんで、確実にどのポイントでも笑いが起きてて、見ていて気持ちよかったです。
 紀伊国屋でハウルの動く城カレンダーを発見。でも、どの絵も映画のワンシーンでした。ハウルの萌え萌えカレンダーだったら、買ったのになぁ(笑) レジ前の平台にどーんと関連書が積まれていましたが、その中に、ユリイカという詩と批評の雑誌が、ジブリ特集なので一緒に置かれていました。なんか濃いジブリ批評で、さすがにちゃんと読む根性無し。その中で、確か・・・監督に近い人のコメントで、ソフィーの呪いが解けるシーンを見せ場に持ってくるのが普通だけど、監督はそれだともうつまんなくなっちゃったんじゃないか、というコメントがありました。それから、一時もうやめると宣言した時点から、好きなモノを作って喜んでもらえるなら作ります、という感じなのだと。(記憶で書いてるので言葉はそのままじゃないです。あしからず) しょーがないっすね。私らは有り難く見せて頂くしかありません。やめないでくれてありがとうございます! また見に行きます、多分・・・・。映画館、もっと近くにあればいいのになぁ。


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 今日は4回目のハウルさん。今日のテーマは声!! ということで、できるだけ声だけに集中して聞くと、やはり木村さんの声だ〜vv そしてハウル効果か、声も萌える〜。(萌えと変換しようとして喪がでてきましたが・・・・、萌えの最終形として使えるかも・・・) いいッスね〜、まだまだ萌えます。あの冒頭で、さりげなく腕をソフィーの脇の下にいれて、腕を組ませる仕草がたまりません。あんな仕草、一般的に存在するんですか? 私が知らないだけ? 宮崎駿の頭の中に、人間がする動作としてあれが存在したことが驚きです。フライパンを取り上げるのも、あんな迫らなくても手を触らなくても出来るはずだ!! そして引越祝いにソフィーに挙げた大量のプレゼントの中身は何なんだ!! 服ならどっち用の服だ?! 二時間の映画の中で何回風呂に入るんだお前は! 見るたびにサリマン先生が魔法をかけるシーンはしびれます。そして、カブ王子も可愛くなってきた・・・・・。折角喋ってんのに、全然ソフィーはハウルに夢中だし(悲) 戦争が終わったら是非、ちょっかいを出しに来て欲しいですね。棒に乗って。えーとあの〜、花冠のフローリオ王子みたいな感じで、新婚家庭に陽気に邪魔しに来て欲しいです。またしばらくしたら見に(萌えに)行こう・・・・。


041208


 ハウルの原作をキープ。私はもう既に二回は読んでいる筈なのに、全然内容を覚えてないことに言葉を無くす。私の脳には皺がないらしい。映画を見た後では、また違う所に新たな発見が。そんなあれこれ。ソフィーとレティーは先妻の子で、マーサが新しい母親(ファニー)の娘となってます。でも別に、分け隔て無く育てられたとのこと。ファニーが新しい金持ちの男と再婚するのは同じですが、原作にはそれなりに訳があります。どちらにしても、まだ若い母親が幸せになることをソフィーは喜んでいるようですね。
 ハウルご帰宅。かなり原作に忠実です。ハウルの耳には青い宝石。あっ、ちゃんとカルシファーは卵の殻を食べてます! ハウルの故郷はウェールズ。本当の名はハウエル・ジェンキンス。え〜、荒れ地の魔女は王様の祖父に荒れ地に追いやられて、怨みに思っているそうです。あっ、原作にも階段がでてきてる! うわ、こんなの印象に残ってないよ・・・。ハウルの歳は夏至で一万日才。計算しましょう。大卒で、ラグビー部だったそうです。え〜、情けないですね、帰宅して誰も「おかえりなさい」も言ってくれないと拗ねています。ずぶ濡れで帰宅したのにソフィーしかいないとまた拗ねています。出かけたらいつも女の子の所だと思われているとまたまた拗ねています。風邪を引いたのに誰も構ってくれないので、これ見よがしに咳をしています。ソフィーに師匠に荒れ地の魔女にレティーに美人女教師に姉など、周りに強い女の人ばっかりにかこまれて、ウナギのようにヌルヌル逃げています。ヒヤシンスだのアマリリスだの、日替わりで香水を付けるくせに、髭も剃らずにボロボロになってソフィーの危機に駆けつけてきたのは結構萌えます。(残念ながら鳥にはなりません。猫になるシーンならあるけど) それなのに、当のソフィーは呑気に片づけをしていて、がっくりしてるところが一層萌えます。ソフィーの姿が戻ってるのに、体がボロボロなのですぐには気が付いてないですね。ずっと、お婆ちゃんの姿を見ながら、「もしかしてあの時の可愛い子かなぁ」と考えていたそうです。細かな萌えポイントとしては、ソフィーが作ったとあるモノがえらい強力だった時に、「もちろん強力に決まってる。ソフィーは中途半端なことは何一つしない性格さ」と言ったシーンが好き。なんか、そのソフィーの強情なところを、ほとほと思い知ってるって感じが現れていて。
 もう一回ちゃんと読んだらもっと話が分かると思うのですが、ちょっと今これを読む気力がない・・・。ごめん、カカシとサリマンとイヌの役割が今イチまだ掴みきれてない(笑) うん。本当にこうしてみるとやっぱり、あの映画はこの原作の雰囲気をよく映画化していると思います。ファンタジーといっても、幻想的なものではなくて、カジュアルとゆーか、がちゃがちゃゴテゴテしていて、おもちゃ箱のような感じ。そして起承転結がはっきりしない。最後の方で戦ってるけど、さら〜っと魔法かけて終わっちゃって、1ページも費やしてない。なんでハウルが勝てたのかよく分からない。普通に力比べして勝てるんなら最初からやれば良かったんでは、って言えてしまいます。ソフィーが元に戻るシーンも、もう全然、読み飛ばしそうなぐらいで、体が変化する描写すらない。いいんだ別に、一番重要なのは王子様がどう助けに来てくれるかだし、最後に2人はどうなったのかってことなんですから(笑) そんな訳で、そこに至るまでの、みんなの生活や駆け引きがこの本の面白さです。結構自分から積極的に笑える部分を拾っていって読まないといけないかも。これが子ども用の本なんだからねぇ・・・・・。まあ、それを言えば、指輪物語も宮沢賢治も児童書ですからね、子どもをなめんなってことでしょう。私が最初に面食らった、最後、隣の国の王子の登場でいきなり解決しちゃうって部分も、グリムの昔話なんかを考えたら、フツーもフツー、まだ筋が通ってるくらいですから。うーん、そう考えたら・・・・、あの作りはすごい昔話っぽいのかも。理屈もなんも突き抜けて、感覚にダイレクトに、やたらと文章あたりの情報量が高くて。ギリシャ神話も、途中は盛り上がるのに、最後のラスボスと戦うシーンが1,2行だったりするのよ(笑) もうちょっとメドューサと戦って欲しいよなぁと思うのに。